鳥の唐揚げ

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ついに自転車にも講習制度!

最近自転車での交通事故のニュースが増えています。小学生が乗っていた自転車がお年寄りにぶつかってしまい、重症を負わせてしまう事件もありました。この事件では1億円近い賠償金を支払うよう、判決が下されました。


こういった被害者の被害程度の大きい事件や、賠償金の高額な自転車による事件だけでなく、スマホを操作しながらの運転で軽い事故を起こした例が急増しています。


そんな中、自動車と同様に、自転車にも交通指導の講習を義務付ける「自転車運転者講習制度」というものが、来週の6/1から施行されます。3年間で2回以上違反すると、安全講習を受ける義務が生まれ、この受講命令に従わない場合は、5万円以下の罰金だそうです。正しく受講する際の受講料は5,700円です。


これまでもしっかりとした法律がありましたが、これからはもっと厳格に取り締まられるようです。都市部の市街では幅広い年齢層が自転車を利用していますが、地方に行くと、自転車は学生や免許を持たない主婦や高齢者の乗り物という面が色濃くあると思います。


筆者も学生の頃まで、特に危険運転をすることなく自転車を運転しているつもりでしたが、いざ自動車免許を取ろうと講習に行って座学を聞いたり、路上訓練に出ると、今までの自転車の運転も危険だったことを実感しました。


今も昔も義務教育中に警察の方が来て、安全教室のようなものを開いて教えていると思います。しかし、小中学生の大半の子が理解するのは、「ぶつかったら危ない」という程度なのかもしれないと、日常で車を運転していて思います。


例えば、自動車が交差点で左折する際は、左折する前に指示器を点灯させ、後方と左を確認後、幅寄せして後ろから自転車やバイクが通れないようにしてから、再度後方と左、巻き込み確認して左折します。


しかし、免許を持たない人はこのルールを知らない事のほうが多いので、知らずに突っ込んで事故に繋がる、というケースも多々あると思います。自分が持たなくても、周りが免許を持っている年齢であれば知っているかもしれませんが、高校生までの学生はまず知らないと思います。


このように、同じように道路を走行しているのに、道路の法律やルールに対しての知識差が、自転車の無謀運転や自転車の交通事故の理由の1つだと筆者は思っていたので、自転車でも講習を受ける義務ができたことは非常にいいことだと思います。


自転車を利用する頻度が高く、また危険運転をしやすい中高生くらいの年齢にとって約6,000円はそこそこ大きいと思うので、この受講料も危険運転防止に一役買ってくれればと思っています。