鳥の唐揚げ

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業界を揺るがすうなぎ味のナマズ?

昨日から急激に話題となっている「うなぎ味のナマズ」というものを、近畿大学の研究者と養殖業者が生み出したらしい。話によると、ナマズに与えるエサを工夫した事で、うなぎそっくりの味になったようで、今月から鰻屋で試験販売も始まっており、お客さんからの評判もいいそうです。


筆者もうなぎが好きで、夏になる前や、少し英気を養いたいときにうなぎを食べることがありますが、ナマズは確か1、2度程度しか食べたことがありません。それ故あまり味を覚えていませんが、少し泥臭いような生臭いような感じを除けば確かにうなぎのような味だったような気がします。


今天然のニホンウナギは数が激減して絶滅危惧に瀕している中で、このような研究や発見は今後の日本の食事情に大きな影響を与えると思います。ニホンウナギの養殖より、ナマズの養殖のほうがコストもかなり低くなり、市場価格も大幅に下がると考えられています。


何年か前に遺伝子組み換え食品が脚光を浴び、その後様々な観点から逆に遺伝子組み換えでない食品が取り上げられるようになって、今では多くの消費者はそちらを選んでいます。今回の研究は決して遺伝子操作をせず、単純にナマズの生活環境と、ナマズの品種、エサを工夫するだけで、うなぎに近づけているところに好感を持てます。品質という観点からも安心できる「うなぎ味のナマズ」は、数年後に当たり前になっているような気がします。


ナマズと言えば地震の予兆として有名ですが、今度のナマズは「うなぎ業界」が大きく揺らぐ予兆かもしれませんね!


■参考

headlines.yahoo.co.jp