橋下徹 大阪都構想破れ引退表明
筆者は大阪に住んでおらず、完全に外野だが「大阪都構想」は面白いと思ってネットやTVで時折追っていた。しかし、今回わずか0.8ポイント差で負けてしまい、橋下市長の7年半をかけた都構想は残念なことに敗れてしまった。
しかし、もっと残念なことは、残す任期を最後に橋下市長が政治家を引退すると発言したことである。今まで政治家の引退表明は、大体マイナスイメージの会見だったが、橋下氏は正反対で、とても晴れやかな表情で会見していた。
県議会議員、国会議員、それぞれの選挙時に、議員候補の人たちはそれっぽい事を言って選挙活動しているが、この橋下氏は言った事に責任をもって取り組んでいた人だと思う。まだ12月までの任期期間はあるが、こんなに真剣に政治に取り組んでいた人がいなくなってしまうことに寂しさを感じてしまう。今回の会見を見ていると、本気で有権者に感謝をし、大阪の事を真剣に考えていたことがよく分かる。
ここ近年は投票に行かない人が多いことが問題になるが、今回のような本当に頑張ってやろうとしている人の関わる選挙や投票には自ずと注目が集まって投票もされるのではないかと思った。橋下氏のように、本当に何かを変えようとして政治家を目指し、周りの雰囲気に飲まれず、芯を貫こうとする政治家が国会にもいれば、日本はもっと良くなりそうだと思った。
■参考
