鳥の唐揚げ

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消えた年金 半分回復も残りは闇に

先日、いつからか払った分を受け取れなくなってしまった「消えた年金問題」に、少し光が見えてきた。約30万件もの消えた年金の記録のうち、約14万6000件の記録が回復したという報告が第三者委員会からまとめられたらしい。


支払っているハズなのに年金を受け取ることができないとされた人の約半分の人が受け取れるようになったということは非常に前進したと思うが、「納付者自身の記憶が曖昧」「申し立て内容に矛盾や事実との相違がある」場合については、依然闇に消えたままで変わっていない。これは消えた記録の半分が回復したとはいえ、やはり消えてしまう年金システムには根本的に問題がある。


1ヶ月でも払い忘れていると姑のように口うるさく払えと急かすクセに、いざ払ってやると支払われた記録が残っていないと言われ、挙句の果てには年金受給できる年齢が引き上げられ、今の若い世代の人たちは、万が一年金受給できる年齢になっても、もう年金を受け取ることができない。でも払わないと滞納となってしまい支払う金額は増えていく…。


一体いつ頃からこのような詐欺の仕組みになってしまったのか…。国会議員は年金ではない、"類似の別の積立"に加入している。筆者は「年金」を発足させた時点で、時期を見て、国民に返さなくてもいいという口実を付け、無償で金銭資源を回収できるシステムにしたかったのではないかと勘ぐってしまった。本当に老後の為に「年金」を考えたなら、まず自分たちが加入したがるハズである。それなのに、別の積立に加入している時点であやしいと思ってしまう。


話は戻るが、消えた年金を正しく回復させ、今後避けられない超高齢化社会に入る前に、今正しく払っている人にも年金が行き渡るように努力をしてもらいたい。