鳥の唐揚げ

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リストラで得た利益を懐へ…ソニー経営陣の悪魔のような実態

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news.livedoor.com

 

まず、ソニーには「We are family」という言葉があり、これは社員全員を家族のように考える家族主義と、創業者たちが唱えた「リストラ不要論」があった。


ソニーの創業者である盛田昭夫は、「なんで労働者だけが、不景気の被害を受けなければならんのだ。むしろ経営者がその責任を負うべきであって労働者をクビにして損害を回避しようとするのは勝手すぎるように思える。」と彼の著書『21世紀へ』(ワック)で語っているらしい。(参考、転載元引用)


創業者がこのような考え方を持った上で会社を起こしたというのに、今の経営陣は「リストラ部屋」を事実上用意し、自発的にやめた(やめさせられた、が真実だと筆者は考える)ケースを含むと、リストラされた従業員数は14年度末で7万8000人に上るという。


ただ、業績の悪化や時代の流れに合わせて、リストラせざるを得ない状況になってしまったということだけなら頷ける。しかし、ソニーは違った。確かに業績の悪化に伴いリストラや不採算事業の廃止をしたことは事実だが、ソニーの経営陣にはもっと残酷で悪魔のような考えを持って行っていた。


「やらないとソニーはダメになる。まだまだ絞り足りない。不採算事業をどんどん切りなさい。濡れぞうきんを絞れば出てくるでしょう。」と強くリストラを推し進めたハワード・ストリンガー前会長兼CEOは、なんとリストラによって連結営業利益は約3000億円と前期の4倍強に増やし、自身は「総額8億8200万円(2011年3月期)の高額報酬」を受けとっていた事が判明した。


しかも、このとんでもない高額報酬だけに悪魔のような悪事は留まらない。米国在住のストリンガーは、東京・恵比寿ガーデンプレイスにあるウェスティンホテルのスイートルーム(1泊50万円以上)を常時貸し切り契約して、いつでも宿泊できるようにしていた事も明るみに出た。合わせて平井社長も14年3月期の年収は、3億5920万円だったことが明らかになっている。


業績が悪化し、採算のあわない事業をたたみ、累計7万8000人もの従業員をリストラせざるを得ない状況に陥っている中、経営陣は破格の高額報酬と実際はそれほど使いもしない高級ホテルの1室を常時貸し切って悠々と暮らしていたのである。


ソニー創業者の考え方はどこに行ってしまったのか…。今となっては、都合の良い時だけ補充をし、要らなくなったら捨てるという、従業員をモノとしてしか見ていない上に、自分たちの生活水準だけは絶対に変えようとしない人でなしの経営陣に、乗っ取られてしまっている。


もし、筆者が社長なら一生懸命頑張ってくれている仲間(従業員)に少しでも、可能な限り還そうと思うのだが、ソニーの経営陣は従業員のことを一体なんだと思っているのだろうか…。
とても腹立たしい話である。


■参考、転載元

SONY「リストラ部屋」の実態に驚き 送り込まれた人数は4000人? - ライブドアニュース

ソニー「正社員リストラしまくったら利益が4倍になった」「社長達は頑張ってるから8億円の給料とスイートルーム貸し切り契約ね」:ハムスター速報