鳥の唐揚げ

何となく気になったものを記事に残していくブログです。

ゼンショー 決算赤字111億円で思ったこと

すき家」「COCO'S」「はま寿司」を運営するゼンショーホールディングスが、3月期連結決算で、最終赤字が予想を上回る111億円と発表した。
主な理由としては、人件費や材料費が膨らんだ事や、特別損失を計上した事らしい。

 

実は筆者は、学生時代にすき家の深夜〜早朝のアルバイト経験があるので、今までゼンショーのニュースは何となく気にして見ていました。

 

すき家のワンオペが問題になり、一部時間や店舗の休業が大きく取り上げられた時も、「自分が在籍している間に話題なってほしかったなぁ」と思って見ていました。
(筆者も5時間以上のワンオペが通常シフトでした…)
しかし、どこかのブラックな某居酒屋とは違って、ワンオペ解消の為に人員を増やしているようだったので、その対応には見直しました。

 

ただ、結局本来複数人で行う業務を1人で行ってコストカットしていた分、正しい人員配置にした途端にこれだけの金額の赤字決算になるというのは、今まで無理をしていた証拠なんだなぁと改めて感じました。

 

どこかのブラックな某居酒屋を始め、今の日本国内には数え切れないほどのブラック企業が存在していると思います。
今回のゼンショーのように、法律に則って正しい給料と人事を行って赤字になってしまうような企業が数多くあり、在籍している従業員が経営陣の代わりに身を削って苦労している今の日本の社会・企業って本当に何なんでしょうか…??

 

よく「昔は殴られる事があった」「サービス残業、休日出勤は当たり前」「有給なんて無い」という話をネットやTVで見聞きしますし、筆者もかつてすき家以外の通常の企業で同じ状況を経験しています。

 

しかし、「昔はあった」「皆もやっている」といった考え方で、法律によって定められた就業に関わる拘束時間や給与、有給制度を完全に無視し、横暴な経営を続ける企業は如何なものかと思います。

 

以前、日本一ホワイト企業として、地方の県の小企業が取り上げられていましたが、法律はしっかり守って、その上で赤字なんて出していないようです。
そもそも、法律を厳守して経営活動をすると赤字にしかならない状況自体がオカシイとと思います。

 

よく企業努力という言葉も見聞きしますが、従業員が努力して身を削って黒にする事が企業努力ではなく、本来の法律に則った就業状況を変えずに、正しく利を生み出す努力が企業努力では無いのだろうかと思います。

 

珍しく長く書きましたが、今後の新社会人のためにも、ブラック企業という言葉がなくなるくらい、就業環境の整った企業が増えることを願います。